自叙伝を読んで(K.Hさん)
文鮮明師自叙伝を読んだ一般の方(K.Hさん)から、感想が寄せられましたので紹介します。
送っていただいた文鮮明師自叙伝、時間がかかりましたがようやく読み終えました。感心しながら読ませていただきました。統一教会というのは聞いたことがありますが、見ず知らずの者同士の結婚相手を見つけて一緒にさせるという位の知識しかありませんでした。実際には、世界中で活動する仲間(食口)がいることがわかって、そして文総裁自らが世界を飛び回って活躍していることを知り、驚いています。宗教関係の本や雑誌は一方的な誇張表現が多く、勧められれば読んだりもしましたが積極的には読みたいと思ったことはありませんでした。この本も文総裁のカリスマ性を引き出すために書かれたのだろう位に思って読み始めました。
最初、遅々としてページが進まず、読むのを止めようかと思いましたが、少しずつ引き込まれていって、捕まって投獄生活を送るようになってからはページがはかどりました。本人の体験を基にかかれていますので、読む人に感動をあたえるのでしょう。一般の人では体験できない事をよくもあれだけ高く、深く経験できたものだと感心しました。そこが教祖たる所以で、一般人にはない大きな力が備わっていたのでしょう。世界の主だったリーダー達とも話し合っているのですね。金日成やゴルバチョフと親交を深めたというのですから、我々で考えられない大きな人物なのでしょう。
「愛」を全面に打ち出して、決して自分の宗教だけが正しいと主張することがないのにもびっくりです。あまた有る今の宗教は他の宗教を排斥しようとしています。平和世界を実現するためには、物質文明の中では実現不可能と訴えて、世界の宗教指導者が集まって会議を開き、腹を割った議論の中から平和を実現する統一見解を出していくことが必要と説いていることも驚きです。朝鮮半島を統一できれば、世界全体を統一できるという発想も、土地の面積の大小は無関係で地球全体、はては宇宙を見据えた大きな見地に立たないと言えないことだと思います。
自分のことよりも他人に為すことに重きを置き、利益や富の追求はすべて平和活動のために行い、大きな愛で家庭や故郷ついには国や世界まで包んでしまおうというのですから大変なものです。現実に今、統一教会がどんな動きを行っているのか知る由もありませんが、どのような方向に今後発展していくのか、それとも衰退していくのか関心を持って見つめていきたいと思います。