私は文師を「神の業を成就されている人」であると見ています。コーランによれば、神は人間を男と女に創造され、やがて部族や民族をつくって仲良く暮らすようにされたと言われています。文師は真の父母として私たちをここに呼び集められ、お互いを知り、お互いを愛するように指導されたのです。
私は兄弟をユダヤ人によって殺されたために、ユダヤ人を憎んできた人間です。
しかし、この集まりを通して、私は多くのユダヤ人たちと強い絆を結ぶようになりました。そして彼らを完全に許すとともに、彼らの許しを請うたのです。
食糧問題は今日の世界が抱える矛盾を反映しています。世界のある地域では食糧があり余っており、別の地域は深刻な食糧不足に苦しんでいます。それをどうバランスを取っていくかというのが大きな課題です。文師のこの分野における活動は非常に興味深いものであり、私はそれを称賛します。
私たちは、統一運動が貧しい草創期から始まって、次第に人種、民族、宗教、信条にかかわらず全ての人々に調和をもたらす、力強い影響力をもつ運動へと発展していく様子を見てきました。
それは、より良い平和な世界を作り出すための真の先駆者です。私たちが文鮮明師の歴史的業績を認識し祝賀するとき、彼とその運動を支えた多くの人々もまた記憶し称賛することは、正しいことであると私は信じています。
リベリアでは国際的平和と安全保障強化のための支援をするという崇高なゴール達成に向けたIIFWPの努力に敬意を表しています。それは、全人類の福祉、自由、正義、繁栄と平等を保証するものです。このゴールを成し遂げるには、社会、経済、政治的疾病と闘う強い決意が必要です。こうした疾病に対する真摯な取り組みなしには、地球村の恒久平和実現は成し得ません。大量虐殺などの非人道的行為が許されてはなりません。人類の恒久的公益を確保するために、IIFWPは道徳的勇気を促進し続ける活動を行っています。
世界平和実現には良きガバナンスの国際的基準が必要です。また、テロや紛争の解決には、当事者間の誤解を解くための努力が重要です。
さらにイスラーム過激派が、テロを起こす原因が何であるかを追求しなければなりません。イスラームにもさまざまな組織があり、その起源にも違いがあり、組織によって対応も異なることを理解する必要があります。
IIFWPは、文化の違いから生じる誤解を解き、問題の原因を明らかにする上で、大きな役割を果たすことができます。(「アセンブリ2005」)
文師は、「敵を愛し、ために生きる」というスローガンを生涯掲げてこられました。常に宗教指導者として最前線に立たれ、不正と貧困と環境破壊と社会悪を終焉させるために努力してこられました。
文師は、20世紀と21世紀を通して世界で最も偉大な師であり、預言者と呼ぶことができます。