真実へ・・・
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  • 有史以来、平和と幸福を願いながらも、それに反して分裂と闘争を繰り返してきた人類歴史。何が人間をして悪へと駆り立てるのか・・・? 誰も解き明かすことのできなかった人類歴史の真実。True Voice“真実へ・・・”は人類歴史の知られざる真実を皆様に紹介し、未来の平和と幸福を共に考えるシリーズである。
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    堕落することによりアダムは善と悪の母体となってしまった。ここから歴史は善悪の闘争歴史となる。闘争歴史が延々と続くことが良き事でないことは明らかだ。アダムの息子カインとアベル。アダムの善を象徴したアベルと、アダムの悪を象徴したカイン。問題はカインが善なる者であることが証明されなければならなかった。カインは重要な立場にあった。しかし、彼はアベルを殺害することにより、悪の立場をより深める形になってしまった。

    アベルの死後、神はアベルの代身としてセツという子供をアダムとエバから誕生させる。そのセツの子孫にノアが生まれる。アダムから数えること10代目、年数にして1600年後のことだった。「ノアは、その時代の人々の中で正しく、かつ全く人であった」と創世記にある。「ノアは神と共に歩んだ」ともある。ノアは信仰者の中の信仰者だということなのだろう。

    時に信仰するものは、信仰しないものから見れば滑稽であり、異常に見えることがある。常識外れも甚だしいことがある。宗教が嫌われ理由もここにあるといえよう。正に、ノアは当時の人々から見れば異常としか言いようが無い。ある日のこと神は、ノアに突然と願いを託す。「ノアよ、方舟を造りなさい」と・・・・。ノアはその日以来、ただ一心不乱に神の言われたように方舟を造り始める。長さ約150m、高さ15m、幅25mの船である。彼はそれを黙々と造るのである。

    やがて妻も三人の子供たちも、周りの人々も「ノアは気が狂った」と言い始めたことは容易に予想が出来る。それでもノアは黙々と方舟を造りながら、「今に神が大雨を降らせ、大洪水が押し寄せる。皆も箱舟造りを手伝ってくれ・・・時間がないんだ!」と真剣に、深刻に人々の前に訴えていったに違いない。周りには狂気の沙汰としか写らなかったであろう。信仰者と非信仰者とのギャップは、いつの時代も埋まることはない。

    方舟が完成した頃、ポツポツと雨は降り始めた。まさか40日40夜降り続き、チグリス・ユーフラテス川両流域に大洪水をもたらすものとなることを誰が予測できたであろうか。いつものように降り止む雨・・・と思いながら人々に何ら憂う心はなかっただろう。ノアの必死の説得も空しく、結局、人で方舟に乗ったのはノアの家族以外にはなかった。やがて大洪水は総ての人々を飲み込んでいく。神は新しい人類の出発をノアに託すのである。「生めよ、殖えよ、地に満ちよ、全てを治めよ」とアダムに与えた祝福を再びノアに与えるのであった。

    ではその後、ノアの家族に対して神が願われた人類救済のための重大なる計画(摂理)、平和と幸福の礎ともなる願いとは何であったのか・・・。それは次回の「真実へ・・・」で触れてみることにしよう。

    | 2010-05-18 | 真実へ

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