親の失敗を復帰すべきは子供である。神はアダムとエバの過ち、その回復を彼らの子女であるカイン(兄)とアベル(弟)に託す。ほんの僅かだが、聖書にはカインとアベルの内容が記されている。しかし、その重要さを誰一人として解き明かすことはできなかった。実に重要な部分であるにもかかわらず・・・。
蛇に称された天使長ルーシェルに誘惑されたエバが最初の性的関係を持ったこと(堕落)は既に紹介した。やがて未成熟なエバはアダムとも関係を持つ。霊的存在のルーシェルとの間には実体の子女を儲けることは出来ないが、最初の性的関係の立場から長子カインは、アダムの子でありながらも天使長ルーシェルとの因縁として誕生した子女と見るのである。「神はカインとその供え物をかえりみられなかった」と聖書に記されているのは、カインがサタンと称されるルーシェルに属したものであったが故である。次子アベルは、二人目との性的関係、つまり許婚のアダムとの関係(因縁)で誕生した神の側の子女と見るのである。「神はアベルとその供え物とをかえりみられた」と聖書に記されているのはこれらの理由によるのである。
人類歴史は、「神とサタンの闘争歴史である!」とこれまで何度も言ってきた。それは、神に召命された人物と、サタンにとり憑かれた人物の衝突に他ならなかった。その衝突はアダムの子供たち、カインとアベルの時から既に始まるのである。勿論、カインが自分自身の背後にサタンがとり憑いているなどとは知る由もなく、アベルが自らの背後に神が協助していることなどとは知る由もない。二人は兄弟でありながらも、アダムとエバ、そしてルーシェルの重大な過ちを回復すべく、神(善)側、サタン(悪)側に立てられる。原理原則の神にはその方法しかなかったのだ。
それでは、次子アベル(神側)と長子カイン(サタン側)との間でどのようにすれば、過ちの傷口を大きくせずに、いち早く神が願った人類の平和と幸福、理想世界を取り戻すことができたのであろうか・・・? その秘密は次回で明らかにすることとしよう。人類始祖アダムの家庭を詳しく知ることこそが未来に平和と幸福を回復する鍵となるのだ。
To be continued.

