肉眼では決して見ることのできない神とサタンの業は人間を通して現れる。神が願う平和も幸福も人間を中心として具現化される。一方、サタンは自己中心的な思いを人間を通して展開しようとする。すなわち人間の良心、邪心をめぐり神とサタンの熾烈な闘争歴史が繰り返されてきたのだ。
では、具体的に神はどのようにしてこの地上に平和と幸福を拡大させようとするのだろうか。どこまでもアダムとエバをして平和と幸福を実現しなければならない。それが原点であり、原理原則なのだ。ただし、人間の地上での生命には限りがある。故にここで言うアダムとエバとは、あくまでも使命分野における立場であり、人物自体は時代ごとに変わらざるを得ないのだ。しかし、人物は変わっても成さなければならないアダムとエバの使命は継承されるのだ。
このような使命の継承者を中心人物と言い、使命の完成者を救世主という。では、神がアダムとエバに託した責任と使命とは何であったのだろうか・・・?
それが人類最初の結婚を通して理想的な夫婦、理想的な家庭の完成であった。理想的な夫婦とは、神の真の愛を中心とする絆で結ばれた夫婦であり、理想的な家庭とは、神が同居する家庭なのだ。この夫婦と家庭がモデルとなり、地球上には次々と平和理想家庭が広がり、平和理想世界が確立されなければならなかった。これこそが地上天国であった。
しかし、その神の願いと夢は前回まで話してきたように、もろくも崩れ去った。故に神様はアダムとエバに代わる中心人物を探し立て、アダムとエバが成すべきだった御自身が同居できる理想家庭を追い求めてきたのだ。灰色に染められた人類の過去と未来は、たった一つの理想家庭から真っ白な過去と未来に変わるのだ。
聖書に記された人物たち、アベル、ノア、アブラハム、イサク、ヤコブ、ヨセフ、モーセ・・・彼らは正にアダムに代わる中心人物たちであり、大きな責任と使命を果たさなければならなかった。勿論、イエス様も・・・。
平和と幸福の理想世界はどのようにして成し遂げられるのか・・・? 綴られてきた真実の歴史、神と中心人物たちの苦悩の歴史を聖書を紐解きながらいよいよ明かしていく時が来たようだ。次回からは“平和と幸福・理想世界への真実の歴史”と題してお話していくことにしよう。
To be continued.

